若くても若くなくても、男性でも女性でも、
実は白髪が気になって…
という方、実はかなりの数います。
白髪対策グッズもたくさん出ていますが、その場限りの対策では、
白髪を隠すことはできても、白髪をなくすことはできません。
効果的な白髪対策を行うためには、まず
白髪がどうしてできるのか?
そのメカニズムを知る必要があります。
そういえば、白髪はとっても気になるけど
どうして白髪になるかなんて、考えたことなかったかも…
えっと、白髪ができるのには、
実はとても深い理由があるのですよ。
Contents
白髪ができるメカニズム
そもそも、どうして髪は黒いのか?
そもそも日本人の髪が黒いのは、メラニン色素が髪の中に含まれているためです。
髪の毛の根元には、
- メラニン色素を作る色素細胞(メラノサイト)
- 髪の毛の元となる毛母細胞
の2つの細胞があります。
メラノサイトで作られたメラニンを毛母細胞が受け取ることで、髪に黒~茶色が入ります。
どうして白髪ができるのか?
白髪になるメカニズムは主に2通りあります。
- メラノサイト自体がなくなってしまうタイプ、
- メラノサイトはあるけれども、何らかの事情でメラニンを作らなくなってしまったタイプ
です。
日本人の白髪の大部分は、メラノサイトがなくなってしまうことで起こります。
どうしてメラノサイトがなくなってしまうの?
色々な理由が考えられていますが、ハッキリとはわかっていません。
今のところ分かっている理由について説明しましょう。
メラノサイトがなくなってしまう原因5つ
1.加齢
メラノサイトは、同じく毛根にある色素幹細胞(しきそかんさいぼう;色素細胞の元となる細胞。)から作られます。
年齢とともに色素幹細胞の数は減少することがわかっています。
色素幹細胞が減る→そこから作られるメラノサイトが減る
というわけです。
幹細胞が減るスピードは個人差が非常に大きいとされており、これが同じ年齢でも同じように白髪が出るわけではない理由の一つです。
2.遺伝
詳しいメカニズムはまだ解明されていませんが、明らかに白髪の多い家系、少ない家系があるようです。
白髪における遺伝の影響は、30%くらいであるといわれています。
ふーん。
何となく、母が白髪&薄毛だから私もこんなに白髪が多いのねって思ってたけど、そんなに単純な話ではないんですね。
3.栄養
髪の毛が健やかに作られるためには、原料となるタンパク質や鉄・銅、亜鉛などのミネラル、そしてカルシウムやビタミンなどの栄養素が必要です。
特に、メラニンを酸化させて色を出すために必要なアミノ酸、チロシンは大切な栄養素の一つです。
これらが不足すると白髪ができやすくなるだけでなく、薄毛・抜け毛の原因になったり、髪が細く、コシがなくなったりします。
4.ストレス、薬剤、病気などの影響
ストレスやクスリ、ある種の病気(貧血やマラリアなど)の影響で色素幹細胞の働きが弱くなると、色素細胞が作られなくなるため、急に白髪ができたり増えたりすることがあります。
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5.毛根へのダメージ
紫外線を浴びたり、髪の毛を無理やり抜いたりすることで、毛根にダメージが加わります。
そのままにしておくと毛根が痛んでしまい、白髪や薄毛の原因となります。
頭皮の乾燥や皮脂の詰まりも、見逃せない原因の一つです。
まとめ
白髪のできるメカニズムとして、
- 加齢
- 遺伝
- 栄養
- ストレス、薬剤、病気などの影響
- 毛根へのダメージ
の、5つのメカニズムがあることがわかりました。
白髪が目立たなくなれば、見た目の印象をより若く、そして美しく見せることが可能です。